節電寒い
最近のニュースはコロナ感染者数と緊急事態宣言でもちきりだが、先月からニュースサイトでちらほら見るようになった電力不足にも怯えている。
新しいウイルス、医療崩壊、経済危機、差別、そして電力不足。次から次へと怖い言葉が出て来てニュースを聞きたくなくなる。風邪すらも引かず働けていてもこういう情報ばっかり取り入れていると本当に心苦しい。
約10年前の東日本大震災の後にスピッツの草野マサムネさんが急性ストレス障害になったことを思い出した。
直接被災したわけではないが被害の様子をメディアを通して見ていることがストレスになってしまったそう。偶々見たネットのニュースのコメント欄に「被災地にいたわけじゃないのに」とか「繊細過ぎる」みたいな馬鹿にしたような言葉があったのを見つけて少し悲しくなったことを覚えている。
当時中学生だった私も毎日流れる津波の映像と原子力発電所のニュースで不安な気持ちにはなっていたが、もっとニュースの内容がわかるようになった今の方が連日の情報によるダメージが大きい気がする。(それとももう10年前の心情を忘れてしまっただけか)
今のところ自分が急性ストレス障害になったとは思わないが、10年前のマサムネさんの気持ちが少しだけわかるような気がする。
少しでも節電するために日中はエアコンを消して、早朝と夜に付ける時は温度を20度に設定する。
着込んだり散歩に行ったり温かい飲み物を一日中飲んだりして何とか耐えている。
それでも寒くて活発になれない。膝から下はいつもキンキンに冷えている。パソコンで作業している間に手もよく冷える。寒くて心折れそうになるので一人で喋り続けている。
エアコンが使える現状でこの有様なのにもし電気が使えなくなってしまったらいよいよ動けなくなる。
腹が減っては戦ができぬと言うが、寒さも空腹と同じくらいきつい。お腹が空いて食べ物を用意しないといけなくても、寒いとこの狭いアパートの室内のキッチンにすら移動できない。
あらゆるすきまからの冷気のせいでエアコンをつけてもぽっかぽかになるわけではない。ただエアコンをつけないとみるみるうちに部屋が冷えていく。
全身温めてちゃんとごはんを食べて安心したい。