9月が始まったよ~
もう8月が終わった、もう夏が終わった...って今日日本中でどれだけたくさんの人が言ってるんだろう。
季節の移り変わりを実感するようなイベントがとことん潰れている今年は確かに時の流れの速さに驚く。
でもよく考えてみたら、今年に限らず毎年同じことを言っている気がする。
今までいつも言っていたということは、これから死ぬまでも言っているんじゃないか?
一週間の終わり、一か月の終わり、一年の終わり、ことあるごとに「もうこんなに時間が経った」って驚きながら言っている自分を想像した。
過ぎた時間のことばかり考えているのはちょっと悲しい気がする。毎日「また朝が来たな~」くらいのノリで過ごせたら理想的なんだけどなあ。
そもそも、どこを区切りとするかどうかも自由なはずなのに、決まって日曜日の夜とか毎月31日とか12月とかに「ああもう終わっちゃう」って寂しがるのはおかしいかもしれない。
寂しがるというより、時間を無駄にしてしまったような気がして後悔するという感じか。
仕事中もそうじゃない時も時間をうまく使えているかどうかばかり心配してちょっと疲れた。
利益を得るため成長するため人生を充実させるためひと時も無駄にしないのが理想とされる世界。
一生懸命「生産性の高い」時間を過ごしては、自分は無駄なことをしたんじゃないかとちょっとした罪悪感に苛まれて...
そんな気持ちになるくらいなら何を目指して「時間の有効活用」とか言っているんだろう。