ご満悦ブログ

日記とつぶやきの間。その日の頭の中のハイライト。

まずはご機嫌になってから

何かやらなきゃいけないことがある時に、自らご褒美を設定することができない。

達成した後に何か好きなことをしようと決めることはある。他者からご褒美・報酬を設定されるのは大丈夫。

例えば、ある課題を始める前に「今日の5時までにこの課題を終わらせたら遊んで良い」みたいなルールを自分に課すというようなことができない。とりあえずちょっと遊んで気が済んだら課題に取り掛かる。

これは小学生くらいからずっと変わってない。もちろん締切を過ぎないようには気を付けるけど、自らご褒美のお預けなんてしたら苛々して何もできないからこのやり方が自分には合ってる。

それでも、このやり方はいわゆる先延ばし癖で変えた方がいいんじゃないかとも少し思っていた。

 

今日偶然、自分のそういうやり方がポジティブに書かれている珍しい記事を見つけた。

 

毎日のように仕事で複数の締め切りに追われていることもあって、このタイトルに目が行った。

www.inc.com

神経科学者のJosh Davis先生が、急遽すでに用意していたプレゼンの内容を変更しなくちゃいけなくなり、たった2日で一からプレゼンを用意することになった時のエピソード。

本当は準備万端のはずだったから、既にパートナーと楽しいおでかけをする予定もいれてしまっていた。この日のために頑張って休みを取ってくれたパートナーに対してドタキャンするわけにもいかない。

 

結局この先生は予定通りおでかけをして、その最中の合間合間にプレゼンの準備を進めて、プレゼンは大成功に終わった。

何が良かったのかというと、まずは心身の調子を整えたこと。精神的・身体的に調子が悪いと何をやってもうまくいかないので、まずは元気になるべきだということらしい。

そして時間と材料が制限されることで要点に集中できたというのもポイントとある。

 

これだけ書くと夏休み最終日に宿題を一気に終わらせる子にとって最高な理由になりそうだけど、あまりにもやるべきことを後回しにし過ぎるとかえってストレスが溜まって、楽しいことも楽しみきれなくなってくると思う。

この先生もプレゼンの準備全てを一番最後まで手つかずで放置していたわけではなくて、パートナーと楽しく時間を過ごしては少しずつ作業を進め...というのを繰り返したからこそ、週末のおでかけを楽しむこともプレゼンを成功させることも両立できたんだと思う。

 

「後回しは絶対悪」みたいな考えが常に頭の片隅にあったけど、ちょっと許された気がして嬉しい。